映画の事と猫の事。
楽しい事もちょっとずつ、ゆるゆるだらりと更新中。
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ティムバートンのコープスブライドを見てきました



遅れてやってきた夏休みの最後に、映画コープスブライドを観に行く。
国内上映を心待ちにしていたので、大層幸せに上映開始をウーロン茶片手にウキウキと待ち。
…CMやらで「10月22日冥土IN LOVE」とか書いてあったのを見た時に
そういうのは嫌いじゃないけど、もうちょっとあからさまなコメディ映画に
使っていただきたいフレーズだよ…と、ちょっぴりココロが凍ったのは
無かった事に。

映画は大層素晴らしくて、ハラハラして、ジンワリ暖かく笑えて、ホロリときて
スクリーンの中の人形たちと同時に力を込めて、一緒に楽しめる感じ。
素材としては恐ろしげな死者たちが生者以上に出ているのだけれど、
(ヒロインのエミリーなんて、頬も脇腹も片手足も、既に土に返ってしまっているし!)
その素材部分がむしろ魅力的に見えるほど表情も感性も豊か。
生きている人間の世界は薄闇のようなグレーがかった色調なのに、
一歩死者の世界に足を踏み入れると、そこは絢爛豪華なほどのカラフルな世界で。
…そりゃあ死んじゃってればお金が無くて死ぬことも無いし、病気にも
ならないもんなあ、という勢いがステキでした。
生前と変わらなく(推測)純粋で、ひたすらに尻尾振りっぱなしの
可愛らしい犬にも観ている間中メロメロでしたし。
もちろん、生きている人間たちの描き方も魅力的なのだけれど。

これは見終わっちゃうのが勿体無い映画でした。
字幕版も声の演技が繊細でステキだったけれど、次は吹き替え版も観たいかな。

しかしこれが全部人間が一コマ一コマ手で動かしては撮影しているなんて…
1秒作るのに1時間って、想像するだけでオソロシヤ。
気合い一発
20051030_29009.jpg
ガンを飛ばしてます。
プチヤンキー風。
立ちます
20051029_27815.jpg
手からご飯貰い中の、かなり良い伸びっぷり。
伸び過ぎてブレた。